【白州蒸留所見学レポート】白州試飲や白州12年購入情報など

ウイスキー

今回は、山梨県北杜市にある「白州蒸留所」の見学ツアーについてご紹介します。

2025年4月に実際に訪れた際の体験をもとに、見学ツアーの流れや試飲内容、施設の魅力を詳しくお伝えします。ウイスキー好きの方はもちろん、お酒好き、自然豊かな環境でリラックスした時間を過ごしたい方にもおすすめです!


森の中に佇む「白州蒸溜所」とは?

白州蒸留所は、サントリーの創業50周年を記念して1973年に開設されました。

場所は山梨県北杜市、南アルプスの麓に広がる豊かな森の中。サントリー創業者・鳥井信治郎氏の次男であり、第2代社長の佐治敬三氏が主導し、「森の蒸留所」として誕生しました。

山崎蒸留所とは異なるモルト原酒を造るため、「良質な水」を求めて全国を調査。その結果、南アルプスの天然水が得られるこの地が選ばれました。山崎の軟水に比べ、白州の水は硬度が低く、軽快でクリーンな味わいのウイスキーを生み出します。

敷地面積はなんと東京ドーム17個分(約825,000㎡)に及び、敷地内には野鳥の保護区も整備。自然と共存しながら、ウイスキー造りを行っているのが大きな特徴です。


白州蒸溜所の見学ツアーの魅力とは?

見学は主に2種類のコースがあります:

  • 無料コース:ショップ、有料バーカウンター、「ウイスキー博物館」の自由見学
  • 白州蒸溜所ものづくりツアー(約3,000円):製造工程の見学、ガイドによる解説、試飲付き。

今回特集するのは、「白州蒸溜所ものづくりツアー」です。

ガイド付きで実際の製造ラインを見学しながら、原材料や仕込み、発酵、蒸留の現場を間近に見ることができます。白州の魅力を余すところなく体感できました!


白州蒸溜所 製造工程の見どころ

■ 多彩なウイスキーを生む製造設備

  • 16基のポットスチルが稼働中。形・大きさ・加熱方式(直火と間接)の違いで、香りや味わいの異なる原酒を造り分け。

■ 発酵槽のこだわり

  • 北米産ダグラスファー製の木桶で発酵(65〜75時間)
  • 自然素材によるゆっくりとした発酵が、華やかで奥行きのある香味を生み出します。

■ グレーンウイスキーも少量生産

  • 2010年に小型カフェ式蒸留機を導入。
  • トウモロコシ以外の穀物も使えるため、多彩なグレーン原酒が誕生しています。

■ 樽と熟成への徹底したこだわり

  • 使用樽:バーボン樽・ホグスヘッド(再加工樽)
  • 敷地内のクーパレッジ(樽工房)で職人が樽のメンテナンスを実施。

白州がどの工程でどう造られたのかを勉強することでより一層テイスティングが楽しめます!


白州のウイスキーと試飲体験

見学ツアーの後半では、ゲストルームにてテイスティングタイムが設けられています。

  • 3種類の原酒の飲み比べ:白州を構成する希少なモルト原酒3種類を試飲できます。
  • 白州の飲み比べ:シングルモルトウイスキー「白州」を試飲し、味わいの違いを楽しめます。
  • ハイボールの美味しい作り方:白州を使用したハイボールの作り方を学び、実際に味わうことができます。

白州のウイスキーは、若葉のような清々しい香りと、すだちやミントを思わせる爽やかさが特徴。軽快で清涼感のある味わいが楽しめます。

またチェイサーの水は「サントリー天然水」です。

そしてお土産で「テイスティンググラス」を持ち帰ることが出来ます!

運転などでお酒が飲めない方はソフトドリンクと記念品(樽の端材で作ったボールペン)を受け取ることが出来ます。


遠方で見学に行けない方へ:白州を自宅で味わう

「見学に行きたいけど遠くて難しい…」
「まずは飲んでみたい!」

という方も、ぜひ白州のウイスキーを自宅で楽しんでみてください。

■ 白州(ノンエイジ)

森の若葉を思わせるフレッシュな香りと、ミントやすだちのような清涼感。
軽快でキレのある味わいが特徴で、特にハイボールとの相性は抜群。初めて白州を飲む方にもおすすめです。

  • 風味:軽やか、グリーンノート、スモーキー
  • 飲み方:ハイボール、水割り、ロック

■ 白州12年

深みのある熟成感と、やわらかなスモーキーフレーバー。
青りんごや洋梨のような香りに、バニラやオークのニュアンスも感じられます。余韻はスッと消えるような透明感。まさに「森の中のウイスキー」。

  • 風味:複雑、フルーティー、繊細なスモーク
  • 飲み方:ストレート、トワイスアップ


隣接施設のご紹介

美味しい余韻にひたる「Hakushu Terrace」

見学後のランチや休憩には、隣接する、2024年9月にオープンしたレストラン「Hakushu Terrace」へ。

石窯で焼き上げるピザや、地元の旬の素材を活かした料理が楽しめます。もちろん、白州のウイスキーを使ったオリジナルカクテルも。緑あふれるテラス席では、南アルプスの空気を感じながらのんびり過ごすことができます。

  • 営業時間:10:00~16:30(フードLO 15:30、ドリンクLO 16:00)
  • 定休日:年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
  • 特徴:山梨県産の食材をふんだんに使った石窯ピザや、「白州」の水割りやハイボールなどを楽しめます。

※人気店のため事前に予約が必要です。

▶HP:白州テラス -Hakushu Terrace- サントリー

※写真は白州ハイボール(700円)・白州サントリー天然水割り(700円)・ソーセージの盛り合わせ(1300円)・ピザのビスマルク(1900円)です

テイスティングラウンジ

見学後は、セントラルハウス内にあるテイスティングラウンジでのんびりと白州をはじめとするサントリーウイスキーを試飲を楽しむのもおすすめ。広々とした空間で、森林浴のような空気を感じながら、名品たちを味わえます。

白州・白州12年・白州18年の飲み比べセットや響や山崎なども有料試飲できます。


限定グッズショップも充実

ビジターセンター内にあるギフトショップ「イン・ザ・バレル」では、白州、白州12年、蒸留所限定の白州、蒸溜所限定のウイスキーグラスやグッズ、白州とペアリングできるおつまみなども購入可能。お土産選びにもぴったりです。

私はついたくさんお土産を買いました!(笑)

白州12年は有料見学コース参加者、1人につき1本が購入できます。加えて、蒸留所限定ボトルも1人につき1本が購入できます。


予約方法

見学は抽選制となっており、公式サイトから申し込みが可能です。2か月前からの抽選が開始されます。例えば7月に行きたいときは5月上旬に抽選応募をします。

最新情報や予約の詳細は以下のリンクからご確認ください。

▶︎サントリー白州蒸溜所(山梨県北杜市)|ウイスキー蒸溜所見学


アクセス

📍住所:山梨県北杜市白州町鳥原2913-1
🚗 お車の場合:中央自動車道「小淵沢IC」から約20分
🚆 電車・バス:JR中央本線「小淵沢駅」よりタクシーで約15分(シャトルバス運行日あり)


まとめ

白州蒸溜所は、自然と調和した美しい環境の中で、個性豊かなウイスキーが生み出される、魅力あふれる場所です。
森の息吹を感じながら、自然と共に歩むウイスキーづくりの現場を五感で体験できることが、大きな魅力のひとつ。
心地よい森の香りに包まれながら、特別な一杯を味わう時間は、ここでしか得られない贅沢なひとときです。

また詳しいテイスティングノートについては下記にまとめています✨
【徹底比較】白州・白州12年・白州18年・蒸留所限定ボトルの味わいレビュー・評価 | お酒巡り

ウイスキー愛好家の方はもちろん、自然を感じたい方や、日常から少し離れてリフレッシュしたい方にもぴったりのスポット。
ぜひ一度、白州蒸留所を訪れてみてください。

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