ウイスキーの味わいを決める樽12種類紹介 好みを知りたい方必見!

ウイスキー

同じウイスキーでも、熟成に使われる樽が違うと味わいが大きく変わることを知っていますか?

シェリー樽やバーボン樽、どっちのウイスキーが自分の好みに合うのか気になりませんか?

ウイスキーを選ぶとき、樽の種類を意識したことはありますか?

実は、樽の違いを知るともっと楽しめるんです!

ウイスキーの味わいや香りは、熟成に使用される樽によって大きく左右されます。

本記事では、ウイスキー樽の種類とその特徴を解説し、代表的なウイスキーも紹介します。


ウイスキーの熟成における樽の影響

ウイスキーの熟成において樽の影響は非常に大きく、以下の2つの要素が風味を決定します。

  • 熟成に使用される樽の種類→ バニラ・スパイス・香木の香りなどに影響
  • 熟成期間 → 長いほど樽の影響が強くなる

順番に解説していきます。


ウイスキー樽の種類

ここではウイスキー樽の種類による特徴をご紹介します。

樽といってもウイスキーに影響するのは樽の材木の違いとウイスキー保存前に保存されていたお酒の違いによって風味が異なっていきます。

そこで、まず木材の違いによる樽の種類をご紹介します。

ウイスキー樽の種類(木材)

① アメリカンオーク樽(ホワイトオーク)

特徴:バニラ、キャラメル、ハチミツ、ココナッツの甘み

  • 主にバーボンウイスキーの熟成に使用
  • 木目が細かく、液漏れしにくい
  • 熟成が早く、まろやかで甘みのある風味を付与
  • 主な産地:アメリカ(ケンタッキーなど)
  • 代表的な銘柄:ジャックダニエル、メーカーズマーク、サントリー山崎

② ヨーロピアンオーク樽(スパニッシュオーク含む)

特徴:スパイス、ドライフルーツ、タンニンの渋み

  • 主にシェリー樽として使用される
  • アメリカンオークよりも木目が粗く、液漏れしやすい
  • 主な産地:スペイン、フランスなど
  • 代表的な銘柄:マッカラン、グレンファークラス、グレンリベット

③ ミズナラ樽(日本のオーク)

特徴:白檀(サンダルウッド)、伽羅、お香のような和の香り

  • 樽材が柔らかく、液漏れしやすいが個性的なフレーバーを生む
  • 熟成に時間がかかる
  • 主な産地:日本(北海道や東北地方)
  • 代表的な銘柄:響ミズナラ、余市ミズナラウッドフィニッシュ

④ チェスナット樽(栗樽)

特徴:ナッツ、シナモン、ハチミツのような甘み

  • フランスやイタリアで主に使用
  • スコッチやアイリッシュではあまり見られない

⑤ アカシア樽

特徴:フローラルな香り、フレッシュな甘み

  • 主に白ワインの熟成に使用
  • アイリッシュウイスキーや一部のスコッチで試験的に使用

ウイスキー樽の種類(ウイスキー保存前に保存されていたお酒)

次にウイスキー用に使われる前に樽には何が保存されていたかによって味の特徴が変わりますので順番に解説します。

① バーボン樽

特徴:バニラ、キャラメル、トーストのような甘さ

  • ほとんどのスコッチウイスキーで使用される
  • 代表的な銘柄:グレンフィディック、ボウモア、ラフロイグ

② シェリー樽

特徴:レーズン、ドライフルーツ、スパイス、甘み

  • 高価なため、シェリー樽熟成のウイスキーはプレミアが付きやすい
  • 代表的な銘柄:マッカラン、グレンファークラス、アバフェルディ

③ ワイン樽(赤ワイン・白ワイン)

特徴(赤ワイン樽):ベリー系のフルーティーさ、タンニンの渋み
特徴(白ワイン樽):柑橘系、フローラルな香り

  • 代表的な銘柄:山崎ワインカスク、グレンモーレンジィ・バッカラ

④ ポートワイン樽

特徴:甘いブドウ、チョコレート、シルキーな口当たり

  • 代表的な銘柄:グレンモーレンジィ・キンタルバン、バルヴェニー・ポートウッド

⑤ ラム樽

特徴:トロピカルフルーツ、モラセス(黒糖)、スパイス感

  • 代表的な銘柄:バルヴェニー・カリビアンカスク、ティーリング・ラムカスク

⑥ マディラワイン樽

特徴:ナッツ、キャラメル、オレンジピール

  • 代表的な銘柄:グレンモーレンジィ・マディラカスク、ブッシュミルズ・マディラカスク

⑦ コニャック樽

特徴:レーズン、チョコレート、リッチな甘み

  • 代表的な銘柄:グレンフィディック・グラン・キュヴェ、レミーマルタン・カスクフィニッシュ

熟成期間

次に熟成期間はどのように関わるのでしょうか。

熟成期間が長いほど良いウイスキーになるとは限りません。

もちろん、1年より10年の方が樽の香りがウイスキーに移るため味の変化はありますし、購入も高くなりますが、、

市販のウイスキーは、ブレンダーが最適なタイミングで瓶詰めしています。

また調合されている場合、ラベルに記載される〇年という表記は一番期間が短いものを記載するルールとなっております。


まとめ

本日はウイスキー樽の種類とその特徴を解説し、代表的なウイスキーも紹介しました。

これらを踏まえて個人的には

  • 「バニラ系が好き」ならバーボン樽
  • 「フルーティーで甘いのが好き」ならシェリーやワイン樽
  • 「オリエンタルな香りが好き」ならミズナラ樽

がおすすめです。

是非あなたの好みに合ったウイスキーをぜひ見つけてみてください!

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