世界で一番売れているウイスキーは?販売数量ランキングTOP20を発表!

ウイスキー

イギリスの酒類専門誌『Drinks International』が毎年発表している「世界で最も販売されたウイスキー銘柄ランキング」。今回は、2023年の販売数量ランキングTOP20を飲み比べて、味わい・香り・余韻の観点からレビューを行います。

それでは、20位からカウントダウン形式で見ていきましょう!


第20位:ディレクターズスペシャル(インディアンウイスキー)

インド国内向けに展開されるスタンダードウイスキー。穀物由来のまろやかな味わいで、日常的に親しまれている1本。

  • 香り:穀物感と軽やかな甘さが感じられ、わずかなスパイシーさもある。
  • 味わい:ライトでスムーズな口当たり。トーストやナッツの風味がやや感じられ、穏やかな甘さが後を引く。
  • 余韻:短めの余韻で、軽やかに消えていくが、柔らかな甘みが少し残ります。

第19位:ウイリアムローソンズ(スコッチウイスキー)

ライトで癖が少なく、スムースな口当たりが特徴。トフィーやオークのニュアンスがあり、バランスのとれた味わいで初心者にもおすすめ。

  • 香り:キャラメルとトフィーの甘い香りが広がり、少しだけオークの香りも感じられる。
  • 味わい:非常に軽やかで飲みやすく、フルーツの甘さとややスパイシーなピリッとした後味が特徴。ミディアムボディ。
  • 余韻:甘さが残るが、比較的短く、後味はすっきりしている。

第18位:ロイヤルグリーン(インディアンウイスキー)

スパイシーさと甘みのバランスがよく、コーラなどで割っても楽しめる万能型。手頃な価格も人気の理由です。

  • 香り:フルーティーな香りが感じられ、特にリンゴやベリー系のニュアンスが強い。
  • 味わい:なめらかで飲みやすく、穀物の甘さと少しのスパイシーさが調和。甘さとスパイシーさのバランスが良い。
  • 余韻:すっきりとした余韻で、フルーティーな後味が残り、清々しい印象を与えます。

第17位:サントリー角(ジャパニーズウイスキー)

柔らかな樽香とややスモーキーな味わい。レモンを加えたハイボールが定番の飲み方。日本の“ハイボール文化”を支える国民的銘柄。

  • 香り:トーストしたパンとハチミツの香りが漂い、優しい香りで飲みやすさを感じる。
  • 味わい:滑らかで優しい味わい。レモンの酸味と少しのスモーキーさが感じられ、ハイボールにぴったり。
  • 余韻:軽やかで爽快な余韻。ややスモーキーで甘さが残り、心地よい後味。


第16位:グランツ(スコッチウイスキー)

キャラメルやバニラのような甘やかさと、スパイスのアクセントが特徴。コクのある味わいで飲みごたえ十分なブレンデッド。

  • 香り:キャラメルやバニラの甘い香りと、ほんのりとしたスモーキーさが感じられる。
  • 味わい:濃厚で深みのある味わい。フルーツの甘さとスパイシーさが調和し、まろやかな口当たり。バランスが良い。
  • 余韻:長めの余韻で、スモーキーな後味が残り、余韻がしっかりと続きます。


第15位:シーバスリーガル(スコッチウイスキー)

熟成感とエレガントさが際立つ高級ブレンデッド。蜂蜜や熟したフルーツ、シナモンの香りが複雑に絡み合い、滑らかな飲み口を演出します。

  • 香り:ハチミツや熟したフルーツの香りが広がり、華やかでエレガントな印象。
  • 味わい:スムースで滑らか、フルーツの甘さとバニラの風味が感じられる。丸みを帯びた味わいで、複雑さがある。
  • 余韻:長い余韻が心地よく続き、甘さとほんのりとしたスモーキーさが後を引きます。


第14位:スターリングリザーブ(インディアンウイスキー)

チョコレートやトースト香が感じられ、若年層を中心に支持を集める。洗練されたデザインとモダンな味わいが特徴。

  • 香り:トーストした香ばしい香りと、少しスパイシーな香りが感じられ、華やかさがある。
  • 味わい:スムースでフルーティー、軽快な口当たり。軽やかな甘さとスパイシーさがバランスよく混じり合う。
  • 余韻:短めだが、フルーツの甘さが僅かに残る。スパイシーさが控えめで飲みやすい。

第13位:クラウンローヤル(カナディアンウイスキー)

バニラとドライフルーツの香り、シルキーな舌触り。甘さがありながらも後味はすっきりしており、ロックやストレートでじっくり味わいたい逸品。

  • 香り:バニラとドライフルーツの香りが豊かで、柔らかくて心地よい香りが広がる。
  • 味わい:滑らかな口当たりで、甘さとともにスムースな飲み口。フルーツの風味と木の香りが調和し、バランスが良い。
  • 余韻:長めの余韻で、甘さがほんのり残り、少しスパイシーな後味が続く。


第12位:バランタイン(スコッチウイスキー)

40種以上の原酒をブレンドし、奥行きのある風味を実現。スモーキーさと華やかさを併せ持ち、飲むたびに新たな表情を見せてくれます。

  • 香り:フルーツやキャラメルの甘い香りが強く、複雑で深みのある香り。
  • 味わい:非常に滑らかで豊かな味わい。フルーツとナッツの甘みが感じられ、まろやかな口当たりが特徴。
  • 余韻:長く続く甘さとほのかなスモーキーさが余韻として残り、余韻もまた複雑。


第11位:ロイヤルチャレンジ(インディアンウイスキー)

フルーティーでスムースな味わい。インドではロングセラーの一本で、リッチな余韻が心地よく続きます。

  • 香り:穀物由来の軽い香りに、果実の香りとスパイスが加わる。
  • 味わい:マイルドで、甘さとわずかなスパイシーさが調和している。スムースで飲みやすい。
  • 余韻:比較的短い余韻だが、甘さが残り、さっぱりとした印象。

第10位:8PM(インディアンウイスキー)

穀物の香ばしさと穏やかな甘みが特徴。「夜の始まりを彩るウイスキー」という名前にふさわしい、親しみやすい味わいです。

  • 香り:フルーティーで、少しバニラとキャラメルの香りが感じられる。
  • 味わい:穏やかな甘さとスパイシーなアクセントが特徴。軽やかで飲みやすい。
  • 余韻:すっきりとした余韻で、フルーツの風味がほんのり残ります。

第9位:ブレンダーズプライド(インディアンウイスキー)

まろやかで芳醇な口当たり。フルーツやバニラのニュアンスもあり、クオリティの高さが際立つ一本。ストレートでも楽しめる味わいです。

  • 香り:豊かなキャラメルの甘さとともに、バニラや軽いスパイスが感じられます。少し木の香りも漂う。
  • 味わい:スムーズで、柔らかい甘さと少しスパイシーな風味がバランスよく広がります。飲みやすく、まろやかな口当たり。
  • 余韻:余韻は中程度で、甘さが程よく残り、ほのかにスパイシーさを感じながらも、すっきりとした後味が続きます。

第8位:ジェムソン(アイリッシュウイスキー)

3回蒸留によるクリーンでなめらかな飲み口。ハチミツ、青りんご、トーストのような香りが漂い、どんな飲み方でもマッチする万能タイプ。

  • 香り:新鮮なリンゴやシトラスのフルーツ香に加え、バニラと蜂蜜の甘い香りが豊かに感じられます。
  • 味わい:軽やかで滑らか、フルーティーな甘さが口いっぱいに広がり、スムーズな口当たりです。ほんのりとしたスパイシーさも感じられますが、全体的に優しく、まろやか。
  • 余韻:短めの余韻で、フルーツの甘さが残り、清涼感のある後味が心地よい。


第7位:ジムビーム(アメリカンウイスキー)

バーボンらしいバニラとキャラメルの香り。ややスパイシーな後味で、コーラ割りやハイボールに最適。コスパの良さも人気の理由。

  • 香り:トーストした木の香り、キャラメルやバニラの甘い香りが広がります。少しスモーキーで、温かみのある香り。
  • 味わい:しっかりとしたバーボンの特徴、甘いバニラとトーストされたオークの風味が感じられます。少しスパイシーで、豊かな味わい。
  • 余韻:中程度の余韻で、オークの風味とバニラの甘さが残ります。スパイシーなアクセントも心地よい後味。


第6位:ジャックダニエル(アメリカンウイスキー)

「No.7」で知られるテネシーウイスキー。バーボンと異なり、チャコールメローイング製法により柔らかな飲み口。ロックでも、カクテルでも映える。

  • 香り:香ばしいオークとバニラの甘い香り、ほんのりとしたスモーキーな香りが広がります。
  • 味わい:滑らかで甘みがあり、バニラ、キャラメル、そしてほのかなスモーキーさが調和しています。柔らかくて飲みやすい。
  • 余韻:スモーキーな余韻が長く続き、甘さとほのかなスパイシーさが後に残ります。


第5位:ジョニーウォーカー(スコッチウイスキー)

世界で最も知られるスコッチブランド。ブラックラベルはスモーキーかつリッチな味わいが魅力。カラー別で個性豊かなラインナップも楽しみのひとつ。

  • 香り:フルーティーで華やかな香りが広がり、ほんのりスモーキーさも感じられます。バニラやオークの香りがうまく調和しています。
  • 味わい:豊かな味わいで、フルーツとキャラメルの甘さが広がり、少しスモーキーな風味がアクセントになります。バランスが良く、しっかりとしたボディ。
  • 余韻:長い余韻が特徴で、甘さとスモーキーさがしっかりと残ります。フルーツの風味が後を引きます。


第4位:インペリアルブルー(インディアンウイスキー)

穏やかな果実香と滑らかな飲み口で、初心者にも親しまれるウイスキー。華やかな広告展開でも知られ、若者層にも浸透しています。

  • 香り:フルーツの香りが豊かで、特に桃やリンゴのような甘い香りが漂います。バニラやオークの香りも感じられ、深みを持っています。
  • 味わい:スムーズで飲みやすく、フルーティーな甘さが広がり、少しスパイシーなアクセントが加わります。軽やかで飲みやすいが、深みも感じられます。
  • 余韻:比較的長めの余韻で、フルーツの甘さとともに少しスパイシーな後味が残ります。清涼感のある印象。

🥉 第3位:オフィサーズチョイス(インディアンウイスキー)

かつて世界一の販売数を誇った伝説的な銘柄。クセが少なく飲みやすいため、ローカルでも根強い支持を受け続けています。

  • 香り:フルーツ感が強く、特にドライフルーツやシトラスの香りが印象的。少しスパイシーで、温かみのある香り。
  • 味わい:滑らかで、フルーツの甘さとスパイシーさが絶妙に絡み合う。飲みごたえがあり、複雑さも感じられるが、全体的にバランスが良い。
  • 余韻:しっかりとした余韻が続き、フルーツの甘さとともにスパイシーさが残ります。比較的長い余韻が心地よい。

🥈 第2位:ロイヤルスタッグ(インディアンウイスキー)

熟成されたグレーンとモルトのバランスが絶妙。軽快な口当たりでストレートからミキサー使いまで幅広く対応できる実力派です。

  • 香り:熟したフルーツの香りが豊かで、キャラメルやバニラの甘い香りが感じられる。スパイスのアクセントもあり、非常に香りが豊か。
  • 味わい:深みがあり、フルーツとスパイスの絶妙なバランスが楽しめます。柔らかな甘さとスパイシーさが絡み合い、非常に飲みやすい。
  • 余韻:長めの余韻で、甘さとスパイシーさが残り、心地よく続きます。後味もスムーズで清涼感があります。

🥇 第1位:マクダウェル No.1(インディアンウイスキー)

2023年の販売数量No.1に輝いたのは、インドの「マクダウェル No.1」!
フルーティーなアロマと、バニラのようなまろやかな甘さが特徴で、どんな料理にも合わせやすく、初心者にもおすすめのウイスキーです。

  • 香り:フルーツの甘い香りが広がり、バニラやカラメルの香りも感じられます。少しのスパイシーさがアクセントに。
  • 味わい:フルーティーで、バニラのような甘さが感じられ、滑らかで飲みやすい。少しスパイシーな後味もあり、非常にバランスが良い。
  • 余韻:長く続く余韻で、甘さとほのかなスパイシーさが後を引き、心地よい後味が続きます。


📝 インドの強さが際立った2023年ランキング

今回のランキングでは、1位~4位、さらに9位・10位と、トップ10のうち6銘柄がインディアンウイスキーという結果に。
人口14億人を擁するインドは、ウイスキー消費量世界一を誇り、その内需の力が販売数量にも直結しています。

一方で、ジャックダニエルやジョニーウォーカー、ジェムソンなど、世界的なブランドも健在。

日本からは角瓶がランクインする結果に。

国や文化ごとの嗜好が色濃く反映された、興味深いランキングとなりました。是非皆様も試してみてください✨

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