滋賀県・長濱蒸溜所が生み出すブレンデッドモルトウイスキー「AMAHAGAN(アマハガン)」シリーズ。
個性的なフレーバーと美しい仕上がりで、ジャパニーズウイスキーの新たな可能性を感じさせるシリーズで、ジャパニーズウイスキー初心者からマニアまで多くのファンを惹きつけています。
本記事では、定番のEdition No.1〜No.3に加え、「Yamazakura」まで、テイスティングレビューとおすすめの飲み方を含めて徹底解説します。
【AMAHAGANとは?】
アマハガンは、長濱蒸溜所が展開するブレンデッドモルトシリーズ。
「AMAHAGAN」は「NAGAHAMA」を逆に読んだ名称であり、海外モルトと長濱モルトの“融合”をテーマにしたシリーズです。
小型のポットスチルで蒸留された長濱モルトに、厳選された海外原酒をブレンドし、樽熟成や個性に応じた味わい設計がなされています。
【テイスティング比較表】
商品名 | 香りの特徴 | 味わいの印象 | ピート感 | おすすめの飲み方 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Edition No.1 | バニラ、トフィー、熟した果実 | 優しい甘さとモルティーな口当たり | ほぼなし | ストレート、トワイスアップ | シリーズの基礎。最もバランス型 |
Edition No.2 | ドライフルーツ、樽香 | ウッディで厚みのある味わい | 弱い | ロック、ハイボール | 海外原酒比率が高く、リッチな構成 |
Edition No.3(ピーテッド) | スモーキー、焚き火、スパイス | しっかりとしたピートとコク | 強め | ストレート、ハイボール | ピートファン必飲の一本 |
Edition Yamazakura | 桜、ハチミツ、白い花の香り | 華やかで軽やかな甘み | なし | ストレート、春の食事に | 限定品。山桜樽でフィニッシュ |
【各ボトルのレビュー&印象】
◾ Edition No.1:アマハガンの出発点
アマハガンのスタンダードであり、入門者に最適な1本。海外のモルトをベースに長濱蒸留所のモルトをブレンド。風味を最大限に生かすために高度数でボトリングされている。
麦芽の香りとバニラや熟した果実の優しい香りに、軽やかでモルティーな口当たり。クセがなく、どんな飲み方でも楽しめます。
おすすめ: 初めてのAMAHAGAN体験に。トワイスアップで甘さが際立ちます。
アマハガン エディションNo.1 700ml 47% | 長濱蒸溜所 ブレンデッド AMAHAGAN
◾ Edition No.2:厚みと複雑さのある進化版
海外原酒を多めに使用し、ドライフルーツのような深い香りとウッディさが感じられます。味に厚みがあり、じっくりと時間をかけて味わいたい重厚な1本です。
おすすめ: ロックでゆったりと。深夜の読書時間や余韻を楽しみたいときに。
◾ Edition No.3(ピーテッド):本格スモーキー
しっかりとしたピート香とスパイスの効いた味わい。焚き火を思わせる余韻が特徴的で、ハイボールにしても個性を失わず、飲みごたえ抜群です。
おすすめ: アイラモルト好きに。スモークチーズと好相性。
◾ Edition Yamazakura:春を感じる限定ボトル
日本を象徴する“山桜”の樽でフィニッシュ。桜や白い花を思わせる華やかさに、ハチミツのような優しい甘さ。春の食事や季節のイベントにぴったり。
おすすめ: 花見やお祝いの席でストレートで。香りを楽しむならワイングラスも◎
【まとめ】あなたにぴったりのAMAHAGANはどれ?
アマハガンシリーズは、まさに多彩な個性の宝庫。どのボトルにも長濱蒸溜所のクラフトマンシップが込められており、初心者から上級者まで楽しめるラインナップです。
- まずは試したい → Edition No.1
- 深みが欲しい → Edition No.2
- ピートに惹かれる → Edition No.3
- 春らしさを楽しみたい → Yamazakura
気になる1本を見つけたら、ぜひその日の気分やシーンに合わせて楽しんでみてください。アマハガンが、あなたのウイスキーライフをもっと豊かにしてくれるはずです。
コメント