沖縄といえば、泡盛やラムといった伝統的な蒸留酒が思い浮かびますが、実は最近、注目のクラフトウイスキーがこの地から誕生しているのをご存じでしょうか?
それが「琉歌 RYOKA」。南国特有の気候と、沖縄らしい自由な発想を活かして生まれた新鋭ブランドです。
琉歌 RYOKAとは?蒸留所とその背景
琉歌 RYOKA(リョーカ)は、沖縄県読谷村にあるクラフト蒸留所「州崎蒸留所(新里酒造)」が手がけるウイスキーブランド。
2020年代初頭にウイスキー事業をスタートし、世界市場を視野に入れた本格的なクラフトウイスキー造りを展開しています。
沖縄ならではの温暖な気候を活かし、熟成のスピードが早く、短期間でも豊かな熟成感を得られるのが大きな特徴です。
また、泡盛の古酒熟成で使われていたホワイトオーク樽などを再利用し、独自の個性を持たせた熟成が行われています。
商品ラインナップ紹介
現時点でリリースされている代表的なRYOKAウイスキーは以下になります。
RYOKA NEW BORN 2023(SINGLE MALT WHISKEY)
・アルコール度数:48%
テイスティングノート
- 香り:トロピカルフルーツやバニラ、かすかなシナモン。熟成感のあるウッディな香りが印象的です。
- 味わい:滑らかな口当たり。黒糖のような深い甘みとスパイス感、ほんのりとした潮気がバランス良く広がります。
- 余韻:長めで温かい余韻。ドライフルーツとウッドの渋みがゆっくりとフェードアウトしていきます。
今後はピーテッドタイプなど、多様なラインナップ展開が期待されています。
飲み方提案:RYOKAの魅力を引き出すおすすめのスタイル
RYOKA 沖縄ウイスキーは、その南国らしい柔らかさと、泡盛樽由来の甘み、スパイシーなアクセントが魅力です。それぞれの特徴をより楽しむために、以下のような飲み方をおすすめします。
◎ ロック(オン・ザ・ロック)
氷の上にゆっくりと注げば、時間とともに香りが開き、黒糖やバニラのような深みのある甘さがより際立ちます。
◎ 水割り(ミズワリ)
水で割ることで香りが立ち上がり、より穏やかで飲みやすい味わいに。
◎ ハイボール
炭酸で割ると、フルーティでスッキリとした飲み口に変化。暑い季節にはぴったりで、爽快感の中にほんのりスパイスが効いてくるのが印象的です。レモンを一絞り加えると、トロピカルな印象がさらに引き立ちます。
まとめ:沖縄発、世界を目指すRYOKAの挑戦
RYOKA 沖縄ウイスキーは、南国の気候と文化を活かした新しいスタイルのジャパニーズウイスキーです。地域性の魅力が詰まった一本は、ウイスキー好きにとっても新鮮な驚きを与えてくれます。
今後も新作や限定品のリリースが期待されるRYOKA。泡盛だけじゃない「沖縄の蒸留文化」の新たな一面を、ぜひその一杯で感じてみてください。
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