山崎蒸溜所の梅酒3種飲み比べ・テイスティングノート&評価は?

その他

「ブレンド」「リッチアンバー」「スーベリア」を徹底レビュー!

日本のウイスキーの名門、サントリー山崎蒸溜所が手掛ける梅酒シリーズは、今や“クラフトリキュール”としてその名を広めています。ただのウイスキー仕込み梅酒ではなく、山崎の熟成技術と日本の繊細な味覚が融合した、まさに“ジャパニーズクラフトリキュール”の逸品です。
今回は、2024年4月に新作「スーベリア」が登場し、シリーズの顔とも言える「リッチアンバー」、デイリーに楽しめる「ブレンド」の3本を徹底レビュー。各酒の特徴を詳しくご紹介します。


山崎蒸溜所貯蔵 焙煎樽仕込梅酒 ブレンド

― 日常に寄り添う、香り高き“クラフト梅酒”

テイスティングノート

  • 色合い: やや明るめの琥珀色。柔らかく透明感のある輝き。
  • 香り: 梅の爽やかさに、ほんのり香るバニラとナッツが調和。バランス良好。
  • 味わい: 軽やかで飲みやすく、甘さと酸味の絶妙なバランス。心地よいコクが感じられる。
  • 余韻: さっと引きつつ、ウッディな余韻と梅の酸味がほのかに残る。

製法と特徴
焙煎樽熟成の梅酒に、香りを引き立てるウイスキー原酒をブレンド。樽香は穏やかで、ロックや水割りにもぴったりな“毎日飲めるクラフト梅酒”です。



山崎蒸溜所貯蔵 焙煎樱樽仕込梅酒 スーベリア

― 熟成の美学が生んだ、ラグジュアリーな一本

テイスティングノート

  • 色合い: 赤みを帯びた深い琥珀色。視覚から高級感を演出。
  • 香り: ビターキャラメル、ローストナッツ、ウイスキーの重厚な香りが広がる。
  • 味わい: 梅の甘酸っぱさと、焙煎樽由来のビターなコク。黒糖やドライフルーツの印象も加わり、深い味わい。
  • 余韻: ビターチョコやコーヒーを思わせる大人の余韻が長く続く。

製法と特徴
焙煎樽熟成の梅酒に、梅酒樽後熟のグレーンウイスキーやブランデーをブレンド。強くチャーされた樽により、深く複雑な味わいを実現。温度によって香りが変化するため、ストレートでゆっくりと楽しみたい逸品です。



山崎蒸溜所貯蔵 焙煎樽仕込梅酒 リッチアンバー

― 華やかさと濃厚さを兼ね備えた、定番の名品

テイスティングノート

  • 色合い: 濃い琥珀色。リッチな味わいを感じさせる深い輝き。
  • 香り: 梅の華やかさに、バニラ、アーモンド、シナモンなどが層を成す。
  • 味わい: ふくよかで香ばしい甘み。ナッツや焦がし砂糖の風味が広がり、深い満足感が得られる。
  • 余韻: ドライフルーツの甘酸っぱさとビターなウッディさが調和し、豊かな余韻が残る。

製法と特徴
梅酒原酒にモルトウイスキー、梅酒樽後熟のグレーンウイスキーをブレンド。“濃厚さ”と“香り”を両立させたバランスの妙が光ります。ロックやストレートはもちろん、バニラアイスにかけるなどスイーツとの相性も抜群。



梅酒でありながら、ウイスキーのような深さ

山崎蒸溜所の焙煎樽仕込梅酒は、ただのフレーバーリキュールにとどまりません。

  • 湿潤で温暖な山崎の熟成環境
  • サントリーの高度なブレンド技術
  • 樽の焼き加減にまでこだわった多層的な製法

これらの要素が、梅酒にウイスキーのような複雑さと深みを与えています。日本らしい繊細さと洋酒的重厚感の融合。その一滴に、クラフトの真髄が宿っています。


まとめ:梅酒の新たなステージは“山崎”から始まる

  • 「ブレンド」は、日常に寄り添う軽やかさが魅力。
  • 「リッチアンバー」は、濃厚で満足感をもたらす深い味わい。
  • 「スーベリア」は、上質な時間を彩る贅沢さが特徴。

それぞれに異なる魅力を持つ山崎のクラフト梅酒たち。和の果実・梅と、洋の伝統・ウイスキー樽が織りなす味覚の新章を、ぜひ一度ストレートで体験してみてください。その一滴が、あなたの“梅酒観”を変えるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました