白州ウイスキーは、サントリーが誇るもう一つのシングルモルトブランドとして、国内外から高い人気を集めています。特に「白州NA」「白州12年」「白州18年」は、熟成年数によって風味が大きく変わり、それぞれに異なる魅力を持っています。
本記事では、白州の3つの主要ボトルを実際に飲み比べ、それぞれの特徴・香り・味わい・ペアリングまで詳しくご紹介。初心者からコアなウイスキーファンまで楽しめる内容になっています。
白州とは? ― 森に囲まれた南アルプスの蒸溜所
白州蒸溜所は、1973年に山崎に次いで建設されたサントリー第2の蒸溜所です。南アルプスの豊かな自然に囲まれた立地は、ウイスキー造りに理想的な環境であり、「森の蒸溜所」として知られています。
その仕込み水は南アルプスの天然水。清涼で雑味のないこの水が、白州特有の爽やかで軽快な味わいを生み出しています。
白州NA(ノンエイジ)の特徴と魅力
アルコール度数:43%
熟成年数:非公開(若い原酒主体)
味わい・香り
- 香り:青りんご、レモングラス、若葉のような清涼感
- 味わい:軽やかでフレッシュ、すっきりとした飲み口
- 印象:「森香る」ブランドコンセプトを体現した、爽やかな一本
おすすめの楽しみ方
- ハイボールとの相性が抜群!爽快な香りが際立つ
- 軽めの和食やシーフードと合わせると◎
白州12年の特徴と魅力
アルコール度数:43%
熟成年数:12年以上
味わい・香り
- 香り:白桃、メロン、かすかなスモーク
- 味わい:なめらかで果実味が豊か、樽の複雑さも感じられる
- 印象:爽やかさの中に奥行きがあり、白州の真髄ともいえる一本
おすすめの楽しみ方
- ストレートやトワイスアップで香りをじっくり味わう
- 鶏肉や魚介を使ったシンプルな料理と相性◎
白州18年の特徴と魅力
アルコール度数:43%
熟成年数:18年以上
味わい・香り
- 香り:ドライアプリコット、熟成したウッド、心地よいスモーキー感
- 味わい:非常に滑らかで深みのある甘み、長く続く余韻
- 印象:長期熟成ならではの重厚さと、白州らしい清涼感の融合
おすすめの楽しみ方
- ストレートで一滴一滴を丁寧に味わいたい
- 特別なディナーや記念日にぴったりのプレミアムなウイスキー
飲み比べのポイントまとめ
比較項目 | 白州NA | 白州12年 | 白州18年 |
---|---|---|---|
香り | 青りんご・若葉 | 白桃・メロン・微スモーク | ドライフルーツ・熟成樽 |
味わい | 軽快・フレッシュ | 果実味と複雑さ | 重厚・滑らか・長い余韻 |
余韻 | 短め | 中程度 | 非常に長い |
飲み方 | ハイボール・トワイスアップ | ストレート・ロック | ストレート |
価格帯 | 手頃〜中価格(入手困難) | 中価格帯(希少) | 高価格帯・プレミアム |
フードペアリングで白州をもっと楽しむ
- 白州NA × 白身魚のカルパッチョ・冷奴
- 白州12年 × 鶏の塩焼き・焼きナス
- 白州18年 × 燻製チーズ・ダークチョコレート
白州は、料理と合わせることでより豊かな表情を見せてくれます。シンプルな食材と組み合わせることで、その香りや余韻を引き立てましょう。
まとめ:白州の飲み比べで感じる「森と時間の旅」
白州NA・12年・18年の3本を飲み比べると、「自然の香り」と「熟成の奥深さ」がどのように味へと昇華されていくのかを体感できます。
- 気軽に楽しむならNA
- 白州の魅力を知りたいなら12年
- 特別な一本として18年
それぞれにしかない個性があり、どれが正解ということはありません。あなたの好みやシーンに合った1本をぜひ見つけてみてください。
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